理想的な革鞄と妻との出逢い

電車での通勤の行き帰りを想定しますと、ビジネスバッグのショルダー付きの2way仕様は、必須であるとも思えるのですが、なかなか、自身の思い描いたショルダー付きの革のブリーフケースがみつからないものだなぁと、友人に溢してみたところ、イタリアの老舗ショップで、以前、ショルダー付きのブリーフケースを見かけたことがあると聞いたので、さっそく、次の週末にでも、足を運んでみる事にしました。なんだか重厚な赴きのある店構えでありましたので、店内を覗くには、勇気が必要でありましたが、せっかくの友人からの情報でありましたので、勇気を振り絞って店内に足を運んでみる事にしました。友人が教えてくれた2way仕様の革鞄をみつける前に、革財布などの小物製品の棚を通り、店内の奥の方まで、付き進まなくてはなりませんでした。どうにか目的の革鞄のコーナーまで辿り着くと、そこには、友人が言っていたように、私が思い描いていた理想的な、ショルダー付きの革鞄が陳列していました。イタリアの革製品を扱う数多くの老舗の中でも、私は、重たすぎず、それでも軽率なスタイルではない、申し分のないようなデザインの2wayブリーフケースでありました。とりあえずは、その日は、プライスの確認と在庫の確認だけを行い、また近々、来店すると店員さんに告げ、店内を後にしましたが、運命のブリーフケースにやっと出逢えた喜びを、いち早く友人にお礼の意を伝えようと、帰路の途中で連絡を入れました。実は、現在の妻を紹介してくれたのも、理想的な鞄を的中した友人の紹介であった事をふと思い出しました。彼には、鞄のお礼を述べながらいつものように会話をする中で、なんだか、私自身の全てを見透かされているような、丸裸にされているような気分でもありました。